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やすだ日記
やすだホームの家づくりの様子や日々の生活の様子をやす大工と営業ぶちょ~(大工嫁)が綴っていきます。
2022年お世話になりました!
こんにちは!
やす大工です。

2022年もあと残すは数時間…
皆様にとりまして今年はどんな年だったでしょうか?

やすだホームにおいては、色んな形でご縁を頂いた年になりました。
“HPや内覧会を通してのご縁・ご紹介頂いてのご縁”さまざまです。
そのお陰で大変忙しくさせて頂いたと同時に、対応が遅れてご迷惑をお掛けしたケースもありました。
お礼とお詫びを申し上げたいと思います。

私も50歳を過ぎ、気持ちにも少し余裕が出来たのか、以前よりもっと仕事が楽しくなってきました。
“好きこそものの上手なれ”ということわざもあります。
この気持ちを忘れず、原点に立ち返り来年も仕事に取り組んで行きたいと思います。

皆様にとって来年がよい年である事を心より祈念しております。
今年も大変お世話になりました。
来年もよろしくお願い致します。


                        やす大工                             
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【熊本の木の家新築中!】 大工がつくる家 和室造作工事
こんにちは!
やす大工です。
先日、【菊池の家新築工事】の和室の材料を探しに行ってきました。

いつもお世話になっている小畑商店さん。
加工13



綺麗な材木はたくさんあるのですが、癖がある木目が欲しかったので一緒に探してもらいました。
いつもやす大工の無理難題を解決してくれる小畑商店さんありがとうございます。
私たちような既成の建物ではなく、特殊な納まりで手加工を必要とする工務店には小畑商店のような材木屋は絶対必要な存在です。

“最近は和室の材料やカンター材が全然売れなくなった”と嘆いておられました。

確かに一つ一つの材料は、一般的な材料より少し高く商品になるまでの過程には手間もひまも必要となります。
しかし、このような材料を必要とし好まれるお客様も必ずいるはずです。

私たちは、いつも情報を発信しながら技術の研鑽を怠ってはいけません。




加工16



あっ!
いいもの見っけ!!

これ買いです!


材木に同じものは二つとありません。
“良い”と思ったら即買いしておかないと…
なので、どこで使うかまだ分からないけど買っておきます。
加工12


買い付けが終われば即作業場へ!
これから加工が始まります。


これは、小畑商店さんとは違う別の材料で小国杉です。
和室に使います。
加工7


加工8


幅広の枠が必要なので2本の枠を剥ぎ合わせます。
加工10


剥ぎ合わせて溝を掘って完了です。
これを和室の敷居に使います。
加工11


こんな感じです。
加工17


3ヵ所に使いました。
加工14


久々の和室ですが、何とか納まりました。
今回は、2間続きの和室があります。
今どき珍しい!
加工15

【菊池の家】の和室のテーマは“地の杉を使う”です。
一般的に和室と言えば、高級で木目が揃った材料を主に使います。
しかし、私は兼ねてからこの事に疑問を持っていました。


“何でもっと地元の材料を使わないんだ?”

“何で高い材料ばかりで和室を造らなければいけないいんだ?”



なので、今回の和室は私なりに厳選した小国杉で仕上げてみたいと思います。
今から楽しみです!



HPの工事リポートはこちら→工事リポート


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ホームページ https://yasuda-home.com/  



【米屋別荘改修】   補助金、自然素材をつかった左官工事完了!
こんにちは!
やす大工です。
【米屋別荘改修工事】完成しました!
米屋別荘さんの工事は、左官仕事が工事の割合を多く締めております。
今回も左官業者(株)巧新さんに大変お世話になりました。
巧新さんは、社長を筆頭にとても若い職人さんが多い会社です。
熟練工になるまでに時間を要する左官業界では、とても珍しいことです。

では、その工事状況です。
巾木の洗出しと川石の取り合い部分を丁寧に仕上げております。
米屋37


壁の“漆喰”至っては、何度も何度も鏝で押さえ表面をツルツルの状態にします。
この漆喰は油漆喰といい、漆喰に油を入れる事で撥水効果を持たせております。
米屋34


のし瓦の継手も漆喰固め、一つ一つ丁寧に押さえていきます。
実に手間の掛かる仕事です。
米屋32





これは、壁と巾木の間にアクセントとして縄に見立てて“結び”を表現してます。
“結び”とは“繋げる・まとめる・創る”のようなさまざまな意味があり、「ご縁を結ぶ」「契りを結ぶ」といった
心をつなぐ意味としても用いられます。
【米屋別荘】さんの益々の繁栄を祈願して、巧新の荒木社長が粋な計らいをしてくれました。
ありがとうございます。
米屋39




離れ宿 露天風呂の土間仕上です。
米屋38

                        

米屋29

米屋30
お見事!!



米屋1

                          

米屋36

米屋31



米屋2

                           

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このような職人さんたちがいるからこそ現場は成立しております。
“手間ひま掛けて”気持ちが込められている仕事は細部にわたり仕上がり違うのです。
今後も“一つ一つ丁寧な仕事”“気持ちのこもった手仕事”にこだわり、家づくりに取り組んで行きたいと思います。


HPの工事リポートはこちら→工事リポート


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【菊池の木の家新築中!】  小国杉を使った造作工事
こんにちは!
やす大工です。

【菊池の木の家】は只今絶賛造作工事中です!!
先日、吹抜けの障子枠を取り付けました。
弊社は、造作材(窓枠・入口枠・巾木・その他)に小国杉を使い自社で造作しております。
自社制作のメリットは、あらゆる納まりにも対応できることです。
事前に施工図を起こし、しっかり計画すれば出来ない納まりはないと言っても過言ではありません。

では、この場所に枠を取り付けていきます。
ここは、2階のホールと吹抜けを繋げる障子枠となります。
加工3


予め作業場で超仕上げをし、リボスオイルを塗った枠を加工しているところです。
これは敷居です。窓台と剥ぎ合わせる溝を掘っております。
加工1


こんな感じで窓台と敷居が合体します!
あとは、鴨居・敷居の溝などを掘って加工は完了です。
加工2



次は、現場の寸法に合わせ取り付けます。
2間(3.6m)の間口に枠がぴったり納まりました!
加工4


枠を剥ぎ合わせてたりして時間は掛かりますが、仕上がりを見るといつも満足感に酔いしれております。
加工5


小国杉の木目がとても綺麗です。
加工6

ここにはちょっと変わった仕上げで障子をはめ込みたいと考えてます。
工事は少しづつですが、順調に進んでおります!
【米屋別荘改修】   自然素材をつかった左官工事・宿泊支援事業
こんにちは!
やす大工です。
いよいよ米屋別荘改修工事も大詰めとなってきました。
現場は、巾木の洗出し仕上と壁の漆喰仕上を行っております。


巾木の部分は、温泉がよく掛かる部分なので強度、劣化性を考慮し洗い出し仕上にしました。
米屋20



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笠木にはのし瓦を使い、瓦の継手は漆喰で仕上げます。
これは下地の状態ですが、すでにカッコイイ!
米屋22



米屋23


一方、この日のやす大工は離れ露天風呂の土間を解体します。
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劣化による土間の剥離です。
このままだと足を怪我するので撤去し、また同じ洗出し仕上にします!
米屋25


一気に壊します。
米屋26


はい!
午前中には終わりました。
米屋27


仕上サンプル。
改修した感をあまり出さずに、自然な感じに仕上げます。
いわゆる“仕事を見せない”という事です。
米屋28

私はこのような改修工事には2通りの仕事のやり方があると思っています。
それは、“見せる仕事・見せない仕事”です。
前者は大規模な工事によくありがちですが、リニューアル感を全面に出す仕事です。
これに関しては、あまり難しく考える必要はありません。
カッコよさ・斬新さなど様々ありますが、それらの観点から造ればよいからです。

しかし、後者は地味だけどとても難しい…
新しく造るものを周りに馴染ませ、以前と変わらないように違和感がないように仕上げなければいけません。
既存の邪魔をしないというのが求められます。
今回の工事は、どの工事もそれに当たります。
技術とセンスが問われます。

仕上がりが楽しみです。


【菊池の家新築工事】 階段材加工・手作り・杉材
こんにちは!
やす大工です。

今日は久々に新築現場に戻ってましりました!
11月はリフォーム工事が重なっていたので、こちらにはほとんど来る事ができませんでした。
12月はフル回転で新築現場を進めていきます…
…多分


今回の現場は初めての試みとして、階段材をmade inヤスダ(自社制作)で仕上げてみました。
材料は、45角の杉材をベースにします。


この材料は、本来天井下地や壁の下地に使う材料です。
しかし、その中でも無地材(無節)が1割程度混在してます。
それを最初に選別し、造作材として使用します。

2022-12-8-6.jpg


このように自動鉋で面を削り、専用クランプでプレスします。

2022-12-8-7.jpg

階段1


その後再度厚みを自動鉋で調整し
2022-12-8-9.jpg


2022-12-8-8.jpg

超仕上げで仕上げれば完成です。

2022-12-8-12.jpg

ここまで接着養生など含め3~4日ほど掛かっております。
手間と時間は掛かりますが、仕上がりは綺麗で柾目の幅剥ぎ材が完成です!

2022-12-8-11.jpg


そして、階段材へと加工していきます。

階段2



そして取付!

階段3


取り付けた後にルーターでノンスリップを施します。

階段4


このような仕上がりになります。
階段5


近年は工期の圧縮や熟練工の減少など様々な問題もあり、手間ひまを掛ける仕事が減少してきております。
このような材料加工に時間を掛ける事は、“今どき…”と思われるかもしれません。


しかし、弊社はあえて“手間ひまかけて、時間をかけて”家づくりに取り組んで行きたいと考えております。
お客様にとっての我が家は、“生活の基盤となり、家族が安心して安全に暮らす事の出来る場所・癒される場所”でなくてはなりません。


私どもはそれらを担う工務店として、時間を惜しまず丁寧な仕事で家づくりに向き合っていかなければいけないと考えております。




HPの工事リポートはこちら→工事リポート


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【米屋別荘改修工事】   宿泊支援補助金、安心安全の自然素材をつかった左官工事
こんにちは!
やす大工です。
やっと落ち着いて新築工事に集中してます。
でも気付いたらもう“12月”

げっ!

どうしよう!!

どうもできない…
頑張ろう・・・


米屋別荘工事は左官工事に入っております。
まずは防水紙をはります。
 
米屋17




そして下地造り。

今回は、“宿泊事業者による環境に配慮した受入環境整備支援補助事業”です。
そのため環境に配慮し、感染対策を目的とした素材を使わなければいけません。
そこで注目したのが“漆喰”です。

漆喰は、消石灰を主成分に骨材・すさ海藻のりなどの有機物を混ぜて練り上げた素材です。
今は調合漆喰という漆喰メーカーが製造した製品を使用するのが主流で、合成樹脂や化学繊維など
が使われ100%自然素材ではないものを使われることが多いのですが、
弊社がお世話になっている巧新さんでは、自社で調合し製造した100%天然素材の漆喰を使用してます。
なので安心・安全です。
米屋18


今回は、鎧壁風に仕上げてくれるそうです!
米屋19

完成が楽しみです!


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