fc2ブログ
やすだ日記
やすだホームの家づくりの様子や日々の生活の様子をやす大工と営業ぶちょ~(大工嫁)が綴っていきます。
 【熊本の木の家高性能な家づくり】 手仕事にこだわる 小国杉階段編
こんにちは!
“心つなぐ家”からやす大工です。

今日は、先日作業場で加工した階段材を取り付けていく作業です。
今回の階段は、2段廻りの廻り階段。
まずは踊場2段の下地を作っていきます。
階段4


はい!あっという間です・・・
ウソです。
半日掛かってます。


2021-8-28-2-1.jpg


そして次に予め加工していた下地板材を取り付けて行きます。

まず下の段・・・
階段1


そして上の段・・・
階段3


次に段板取付ですが、その前に段板の木目を選別し自分のイメージを合わせて
取付けます。
階段9


一度仮置きし・・・
階段6


蹴込板も仮にセット。
眺める・・・
階段7


そして、ばらす・・・
階段11
これ2度手間のようですが、この確認作業がとっても大事なんです。
離れて見る事により、近くからでは気付かなかった新たな“気づき”も生まれます。



それで取付・・・
階段2






これで完成です。
階段10



階段8

今回の階段はノンスリップに着色した仕上げでしたが、視覚的にも段板の境が確認でき
溝の足ざわりも浮造りとマッチして満足いく階段に出来上がりました。
小国杉材の赤身と白太のバランスもとても綺麗です。

昨今の住宅業界は作業の効率化を求めるあまり、職人の手仕事を疎かにしているように思われます。
効率化を完全否定する気はありませんが、過度な効率化は職人の技術の衰退はもちろんの事、建物品質にも影響します。
やすだホームは、職人の技術、手仕事を大切にし、“小さいながらに技術力のある工務店”を目指しております。



HPの工事リポートはこちら→工事リポート

◆❖◇熊本の木の家をつくる大工工務店やすだホーム◇❖◆
ホームページ https://yasuda-home.com/


スポンサーサイト



【熊本の木の家高性能住宅な家づくり】 手仕事にこだわる 加工編
こんにちは、やす大工です!

今日は作業場で新築工事の造作材加工をしております。

弊社のスタンスとしては工事を請け負う際、既製品を出来る限り使用しないようにしております。
目的は、木の本来の良さを知ってもらう事と施工の自由度、大工技術の向上など様々です。
その為、造作工事を行う前にはこのような加工工程が発生します。

これは階段材の加工完了写真。
右にあるのが階段の下地となる板材、左にあるのが段板となる板材です。
今回は左にある段板をノンスリップ加工を施し、着色をしてみました。
加工1



まず、ルーターで溝を丸底で掘ります。
その後、着色する際汚れないようマスキングテープで養生をします。
加工2



着色の材料は、アンティークワックス!
蜜蝋を主成分にした安全性の高いワックスです。
加工3



こんな感じになりました!
加工4
以前お客様に”階段の木目が綺麗すぎて段差がわかりにくい”とのご指摘を受けた事から
今回はこのような試みを行いました。
このあと階段を掛け、どのような完成形になるか楽しみです!



次に造作材の加工。
加工6



木目などを見ながら、どこに使用するか決めていきます。
これを”木取り”といいます。
加工7



そして加工します。
これを”木づくり”といいます。
写真では削っているところだけですが、この前の作業としてネジレや直角を直してからこの作業に入っております。
加工8




成形できたら次に仕上加工!
機械で超仕上げを掛けます。
加工9



ひたすら超仕上げ・・・
加工11



そして出来上がり。
この他にも窓枠などがあります。
これらを梱包し完了です。
加工10


やすだホームでは、造作材や外壁材等の仕上げ材はほぼ小国杉を使用しております。

標高が高い小国の山から切り出された小国杉は、独特な油分をもち木目も綺麗で強い強度に優れております。
また、小国町の山林の多くが認証された森林であるため、山で伐られた木材がお客様の手元に届くまでの流通経路がクリアです。
熊本小国では、長年にわたり整備された環境のもと林業が成立しております。
この林業を衰退させないため、私たちがたくさん需要し”お客様に触れてもらう事”
これが大切な事だと私は考えております。
微力にもならない小さな力ですが、創業以来継続して行っております。


HPの工事リポートはこちら→工事リポート

◆❖◇熊本の木の家をつくる大工工務店やすだホーム◇❖◆
ホームページ https://yasuda-home.com/



【熊本のリフォーム】  お家充実プチリフォーム2
前回の続きとなります。

作業場での加工が終わりいよいよ現場での取付となります。
とはいえ、ただ取付けるだけではありません。
家具1


最初に腰壁を壊し・・・
家具2


腰壁を張り・・・
家具3


カウンターを取り付けます。
このスペースは、お子様のスタディスペース兼ご夫婦のワークスペースとなります。
カウンター


次に作業場で仮組みした家具をセットしていきます。
家具工事15


引出取付・・・
家具9


床を張り・・・
家具10


引出の調整・・・

“う~ん、バッチリだ!”
家具工事16
と思いきや・・・






もっぐて調整。。。
家具工事17

そして出来上がりました!





before
家具1


after
家具14

小上がりの床を作り、引出2つと右側には本棚を設けてます。

ここでお子さんが遊んだり、寝そべったり・・・
時には、ご夫婦それぞれのワークスペースとして使ったりします。
用途は様々です。

コロナ禍の昨今には参考となる工事をさせて頂きました。
お客様ありがとうございました。
このご縁を大切に今後ともよろしくお願い致します。



HPの工事リポートはこちら→工事リポート



◆❖◇熊本のリフォーム・リノベーションの大工工務店やすだホーム◇❖◆
ホームページ https://yasuda-home.com/



【熊本のリフォーム】  お家充実プチリフォーム 1
只今絶賛新築進行中ですが、1週間ほどお休みを頂き、別現場の段取りを行っております。

最近はコロナの影響でリフォームのご相談や間仕切りのご相談を多くいただいております。


今回の工事も、コロナ禍の夏休みをいかにお家で快適に過ごせるかを目的としたリフォームとなります。


お家に住みながらの工事となりますので、最小限度の現場作業にし、お客様の負担を少なくする為作業場で加工をしていきます。


まずは材料をカットしていきます!
使用する材料は赤松の集成材。
作業場6


カットの後は、自動鉋で幅を正確に揃えます。
家具作りは正確さを必要とします。
1㎜の誤差があると、直角や対角の寸法に大きく影響するので丁寧に加工します。
作業場2


材料の成形が終わると、仮組みをし一度完璧に組立てます。
作業場1


枠を立て・・・
作業場3


引出しを取り付け・・・
作業場4


床を張り・・・
作業場5
これで仮組完了です。
ここまでで3日ほど掛かっております。

そして解体です・・・


これで現場はスムーズに進む事でしょう・・・
いや、進んでほしい・・・

リフォームは開けてみないと解らない事があるので気を引き締めて頑張ります!



HPの工事リポートはこちら→工事リポート



◆❖◇熊本のリフォーム・リノベーションの大工工務店やすだホーム◇❖◆
ホームページ https://yasuda-home.com/


【熊本の木の家高性能な家づくり】 現場は綺麗に!
熊本県産材でつくる家づくり“心つなぐ家”は順調に進んでおります。


私が仕事を行うに当たっていつも気を付けているのが現場の整理整頓です。
外部も内部も同じですが、管理が行き届いていないと現場が荒れてしまいます。
そうすると、関連業者さんの仕事に対する気の緩みや施工精度に影響します。
そのような事がないよう現場はいつも綺麗にしております。


先日、道具屋さんであるものを見つけました。
これ、ただの棒のように見えますが強力なマグネットになってます。
グッズ1


それをこんな感じで・・・

ホルダー代わりとして使い、出来る限りあちらこちらに物を置かないようにしてます。
グッズ2


玄関廻りは散らからないよう電気のコードやホース、ほうき等を掛けております。
グッズ3


金物等は、現場用にキャスター付きの棚を作り簡単に移動できるように・・・
グッズ4


こちらもキャスター付きのサイドテーブルもどき・・・
頻繁に使う、鑿や鉋等を置いていつも手の届く場所に置いてあります。
グッズ5

私は現場こそ会社の象徴そのものだと考えてます。
会社の安全管理、現場管理、品質管理、その他さまざまな所が見えてきます。

やすだホームは“隅々まで気配りを”をモットーに仕事を行っております。



HPの工事リポートはこちら→工事リポート

◆❖◇熊本の木の家をつくる大工工務店やすだホーム◇❖◆
ホームページ https://yasuda-home.com/



【熊本の木の家高性能な家づくり】 職人の仕事 左官工事
毎日暑い日が続いておりますが、現場も熱い職人さん達が工事を進めております。

外部は左官工事のモルタル下地施工が行われております。
熱い中ご苦労様です!

事前に下塗りを終わらせた後、上塗りへと進んでいきます。

まず上塗りに進む前に散水します。
これは、既に塗られているモルタルが上塗りのモルタルの水分を急激に吸わないようするために行います。

これとても大事!

左官3

次は一気に上塗りを行います。
夏場なので時間との勝負です。
この日は総勢5人の左官さん達で行われました。

左官2


その後、親方が平らに仕上げていきます。

左官4


まさに職人です!

左官5


途中、開口部などのクラックが予想させる箇所にはグラスファイバーネットで補強されていきます。
窓廻りに薄っすらと浮かび上がっているのがその跡です。

左官6


左官7

モルタル施工完了です!
暑い中お疲れさまでした!

この後は、十分な乾燥養生を行うため8月中は外部仕上は行いません。
モルタルなどの湿式工法は、技術のある職人さんと養生期間がとても大切になります。




【熊本の木の家高性能な家づくり】 UA値0.5 C値0.2のお家
アイシネン断熱工事も終わり現場はこのようになっております。

アイシネン3


屋根断熱厚み175㎜ 壁断熱84㎜ 基礎断熱65㎜が弊社の仕様となっております。
いずれの厚みも平均値なので、見た目にはそれ以上の厚みがあります。

アイシネン4


アイシネン5



今回は初めての試みとして気密性能検査を実施致しました。
この検査を簡単に説明すると、下の写真にある大きな機械を稼働させ、内部が負圧、外部が正圧の状態にします。
そうする事で外部から内部に空気が流れ始めます。
その流入量を計測し、室内の体積で計算したものがC値になります。

アイシネン6

さて、そのくらいの数値がでるのかな??

アイシネン7



なんと!
C値 0.2/㎡!

今回は初めての試みなので、0.5㎠/㎡以下が確保できればいいなと思ってましたので上出来です。

アイシネン8

後日、正式な報告書が郵送させてきました。

測定1


測定2

今回のお家の性能は、耐震等級3 断熱等級4 Ua値0.5 C値0.2になります。
このようにお家の性能を数値化し、お客様にわかり易い形で提供する事が安心で安全なお家づくりに繋がると
私は考えております。

【熊本の木の家高性能な家づくり】 小国杉の床にこだわる
毎日暑い日が続いておりますが、現場は暑さに負けず工事を進めております!


最近ちょっと工事リポートが滞っておりますが、現場は滞っておりませんよー(^^ゞ


只今内部は床を張りを始め、外部は左官屋さんによるモルタル工事に取り掛かっております。
工事リポートはそこまで一気にジャンプせず、順番にアップしていきます。


ということで、本日のリポートは床張り前の準備の様子です。

今回も床材は県産材である小国杉の床材を使用します。


45坪のお家なので、270枚程度の床材が搬入されました。

長さ4m
幅135mm
厚さ15mm
の小国杉の無垢材です。




まずは、床材の仕分けです。

一枚一枚ツラ構えを確認していきます。

素直な顔
おとなしい顔
やんちゃな顔
ややクセのある顔
クセが強い顔
etc...


一枚一枚表情が違います。
これも無垢ならでは!

一枚たりとも同じものはありません。

お客様を迎え入れる玄関や皆が集うリビングには、素直でおとなしめの顔を張ります。
どの部屋にどの床材を使おうというのは、やす大工の頭の中で計画されています。

だいたい3ブロックほどに分けて
fc2blog_20210804172247f33.jpg


次は端を切り落として直角を整え寸法通りカットして
fc2blog_202108041729465ab.jpg

ペーパーをかけて面取りをして
fc2blog_20210804173120348.jpg

床張り前の準備完了!


アイシネン断熱材のお陰で暑さは緩和されてますが、やっぱり暑いです(;^_^A


熱中症に気を付けながら引き続き頑張ります!






プロフィール

やすだ日記

Author:やすだ日記
FC2ブログへようこそ!



最新記事



最新コメント



最新トラックバック



月別アーカイブ



カテゴリ



検索フォーム



RSSリンクの表示



リンク

このブログをリンクに追加する



ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる



QRコード

QR